「うえたのあてなしゆらゆら紀行」 展

2020/10/1(木)~2020/12/25(金)

営業時間 13:00~17:00

月曜休廊

 

 

 

今回は初の写真展です。

旅の中で人や場所の出会いの数々を一部屋にぐるっと展示しました。

作家さんとの作品集やポストカードも販売しております。

ぜひ一度お手に取ってご覧ください。

平日土日の開催も行っておりますので、どなたでもお楽しみいただければ幸いです。

 

 

 

子供の頃、地図帳をずっと見ていた。

 

この国はどんなところなんだろう。

 

実家の福島にいるころから思っていた。

 

青春18きっぷで日本中を回った。

 

それだけでどこへでも行けると思った。

 

中学生の同級生「スパイシー」の平塚の家で飲みながら話す。

 

 

ビートルズに会いに行こう。

 

 

彼に誘われてロンドンに行こうと決めた。

 

英語もそんなに話せないしお金もない。

 

でも、ロンドンへも来れた。

 

世界中どこへでも本当に行けるんだ。

 

世界一周してみたい。

 

 

 

 

2019.11  ドスコイうえた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

作家紹介

植田ひろし

1986年生まれ

出身 福島県郡山市

 

神奈川大学在学中にイギリス留学を経験しインド人と暮らす。

29歳の時に仕事を辞め、世界の旅を始める。

途中で貴重品全てスラれるも、なんとか2年弱の期間で60ヶ国程旅をして帰国。

 

現在、横浜市の片隅でメタボと交戦中。

 https://www.instagram.com/dosukoiueta/

 

 

 

作家インタビューの中で旅をするきっかけを伺いました。

スリにあったり野宿したりと少し危なっかしいところもある世界一周でしたが、

彼が経験してきた世界はごくありふれたどこかの国の誰かの日常でした。

特別ではない誰かとの出会い、特別ではない世界旅行、

今はインターネットのおかげで世界中どこへでも画面上の旅行ができますが、

飛行機に乗って他の国の言葉を使ってその国のご飯を食べたことが何回あるでしょうか。

子供のころにやってみたかった世界1周の夢を後回しにせず叶えた彼はどこにでもいるような素朴な笑顔の青年です。

大人の皆さまにはいつかと思ってとっておいたやりたいことを少し進めてみるきっかけに、

いつか大人になる皆さまにはテレビや動画とは少し違った世界を知るきっかけになればと思っています。

 

 

 

 

 

展示は本来20203月に開催する予定でした。

新型肺炎ウイルスが突然世界中を瞬く間に覆い、日本のほとんど全ての展覧会が混乱の中休止になりました。

世界的な感染症の影響は6畳のこの小さなギャラリーの小部屋も閉ざしてしまうことになりました。

幸いネット回線によるコミュニケーションが出来る状況だったので、その間にうえたさんと展示をどのようにするか話し合いました。

もうすでに変わってしまった世界の常識に今年の頭に考えていた内容での展示は「あの頃は良かった」ような感じにしてしまうのではないか。

懐かしむだけの写真では希望が見えないのではないかとも考えました。

あっという間に世界は変わり、友達と食事をすることも難しくなりました。

ですが、私たちはいつも誰かと笑って過ごしたいのです。

写真の中でうえたさんは笑顔で過ごしています。

感染症拡大による分断が各地で起こっている今、たった数か月前の当たり前の姿をそのまま展示しようと決めました。

うえたさんの旅の出会いのように心の距離は誰とでも近づけられます。

誰も一人ではないのです。

 

新型肺炎ウイルスの猛威はまだ終わりが見えません。

どうか皆さん笑顔で元気でいてください。 

 

M'sアーツ